本谷有希子のオールナイトニッポン


開始2週目にしてもう具体的に動きのある展開になってました。

先週募集をかけてた「ラジオのパーソナリティーをしているひともしくは過去にしたことがあるひと、ぜひメールください。そして本谷にラジオパーソナリティーの極意を教えてください」という呼びかけに反応して、送られてきたメールが4通。中身を見ずにひとつ選ばされて引いたメールの投稿者は、鴻上尚史さんでした、って何してんですか鴻上さん(笑)。どうやらディレクターさんが知り合いらしい。やっぱりオールナイトニッポン的に演劇人枠がある中での本谷起用だったのかなあと思わせる感じの事情です。とりあえず電話で話したものの、「電話ではもったいないので……」ということで来週あたりゲストで来てもらうことになったみたいです。ほんまかいな。まあ喜んで来てくれそうな感じではありますが。昔を懐かしみつつ、みたいな。

メールの2通目を引いて出てきたのはニッポン放送の吉田アナウンサー(29歳・既婚)からのものでした。つうか俺はこのひと知らなかったんですけど、今までの番組でそうとう変なことやらされてるんですね。確かにアナウンサーというよりは地方AM局の21時台のラジオ番組のパーソナリティーをやってる若手地方タレントみたいなノリだなあと思いました。「レインボーブリッジをチョロQが渡り切るには何回走らせれば行けるか」とかドォーモの企画かと思った。吉田アナは局内に居たらしくて放送中のスタジオに乱入。とりあえずはじめに指摘されたことは「本谷さんはひとの目を見て話さないひとですか?」「親から『ひとの目を見るな』って言われて育ったんで。」本谷さんはちっちゃい嘘をたくさん吐くタイプのひとだと思いました。

吉田アナは本谷さんの劇団のサイトをチェックしてきたらしく、「そこの日記に書いていらっしゃいましたよね。『したいなー花見』って。さあ行きましょう!」「……ええっ」とまどう本谷さんを吉田アナとスタッフが拉致する形で無理矢理深夜の日比谷公園に繰り出して中継レポ状態に。花見に来れて良かったじゃないすかと熱弁を振るう吉田アナ。しかし見事なほどに人っ子ひとりいません。「日比谷公園にも桜はあるんですよ。1、2本ぐらい。」「今日ここに花見のひとがいない理由わかりますよ。寒いもん。」「あっ、今2人人影が見えました」「通行人をカウントしないでください。」やる気のコントラストがくっきりすぎる掛け合い中継でなんとか場をつないでいると、偶然にも酔っ払って地面に寝ているスーツ姿の男性を発見(本谷「ジェントルマンだ」)。行きがかり上そのジェントルマンを交番まで連れて行くことにしました。移動中にメール募集テーマを発表したりしつつ(「花見で迷惑をかけられたひと」からのメールを募集。柔軟と言うか何と言うか)交番に着くと、なんだか話が長引きそうな雰囲気、つうか軽く怒られ気味だったらしく、吉田アナは事情を説明すべく中継から離脱。本谷さんはひとりでスタジオに帰ってくるのでありました。このように酔って路面で寝てるひとを見つけたら、自分で連れてくるのではなくて、110番か119番に電話して待つのが正しいとのことでした。みんなも気をつけよう。

スタジオに帰り、さっき募集したメールを読みます。広島の17歳高3生徒会長と電話がつながりました。学校のそばで花見してるひとたちが迷惑なので対策を考えてください、ということで考えた案が「犬を飼ってる生徒全員が自分の犬を連れてきていっぺんに放しとく」。ついでに自分たちも一緒に外に出て授業してればいい、とかもうアイデアがナンセンスすぎます。つーか、こんなてきとう受け答えばかりするひとをラジオに起用してなおかつメイン企画を生電話にするというのはディレクターさん勇気ありすぎると思った。鴻上さんも言ってたけど、聴いてるリスナーの方がひやひやびくびくしてしまいます。まあおもろいっちゃおもろいですけどー。しかしさすがに素人との電話だけでは2時間もたないとの判断での今週のこのテコ入れだと思われますので、来週以降に新企画やゲストをどう投入していけるかが鍵だと思います。本谷さんも劇団の公演が終わったらこっちにも注力できるだろうし……できるはず……たぶん……。