思い出は居心地が、いい。


バカなもんで、深夜3時ぐらいから、何を思ったか部屋の片づけを始めてしまった。と言ってもまあ、向かって左側に鎮座まします本どもの山しめて5山ほどを、仕分けしてきれいに積み直しただけだけれども。

しかしただそれだけなのに、出てくる本が面白くて面白くて、なんかずっと読んでた。片付けられない症勃発。読み直したい本がわさわさ出て来るし。読んでない本も結構出てきたし。当分読むものには困らないような気がする。

とりあえずは、狗飼恭子の『雪を待つ八月』を読み直そう。狗飼さんの小説は、どれでも好きというわけではないけれど、この作品は好き。文庫で180頁ぐらいしかないので狗飼さん初心者にお薦めだと思う。同棲している彼と別れて、彼が出て行くまでの1ヶ月間の現実と生活と思い出と思いをゆっくりと書き連ねたお話。いや、本当は、デビュー単行本の『冷蔵庫を壊す』がいちばんお薦めなのだけれど。その本に収録されてる2作はどちらもとてもとても好きです。でも、こっちは別に読み返さなくてもいい。もう擦り切れてしまうぐらい読み返したから。昔は、実家に帰るときには、いろいろ迷っても結局この本をバッグに投げ込んでいた。

あー寝なきゃいけなかったのになあ。4時間ぐらいしか眠れなさそう。まあいいや。夕方か夜かにまた昼寝するだろう。