詩手帖と詩学は買ってたけどなあ


ユリイカのブログ作法の号とそれに関連したトークショーのことについて、やや話が盛り上がってる件。主に栗原さんとさやわかさんの舌戦を中心として。GWの暇な時間を費やして考えるのも楽しそうだなあと思いました。俺はトークショーには行ってないしユリイカの当該号を読んでもいませんけど、いろんな方々の日記を読み回るうちに不思議と雰囲気がつかめてきましたので、その界隈のひとたちは日記として文章を書くのがほんとうに上手だなあと思った次第です。皮肉とかではありません。

そんで想像したのは、トークショーに参加したブログ好きっこの方たちは、ユリイカ編集長の郡さんの文学臭さにおそらくドン引きしたのだろうなあということです。そんできっと郡さんは「遊び場を提供してくれた公民館の館長さん」みたいに見なされてて、「館長の自分語りウゼエエエ」みたいに思われたのかなあと。そしたらわざわざユリイカでこの特集をやった意味や特色はあまりなかったのかなあ、ということですな。つうかあれですよ、「別にどこでやっても良かったんだけどたまたまユリイカが空いてたからやった」みたいな感じで特集組めるくらいに、立ち入れないユリイカらしさみたいなのは薄まってしまってるんだなあ今は、と。もしくは、「ユリイカから頼まれたから書くけど、別に編集部の意向とかわっかんねえしなあ」みたいな感じで書かれた原稿が誌面に載るようになったのかな。専門誌が得意でない分野をやろうとしてコマ不足のうえ知識不足、みたいなことなのかもしれません。まあそれも流れか。文学ってなんじゃらほい。

あーそう言えば「ブログ作法」の号は読んでないけど、「Jポップの詩学」の号は読みました。あの特集は結構、ユリイカにしかできないアプローチっぽくなってて良かった記憶があります。まあ「うた」を語ることにはユリイカは積み重ねがあるというのもありますが。来年の9月号あたりでもう一度ブログ特集を組んでくれたらきっと面白くなるんじゃないかなあ。直感ですが。